環境と親に感謝しろ

親に感謝 雑記

良い大学を出たとか、留学経験があり数カ国語が話せるとかいった人たちを持ち上げる馬鹿バカしい風潮が社会にはあります。

まあ会社で働く私自身も有名大卒の新人が入ってきた際には、感嘆したフリをして社交辞令することはあります(笑)入社2年目からは、実力主義になって学歴なんか誰も気にしなくなりますけどね。

優秀な若い人たち

世間の風潮としては、若くして・・とか若いのに・・といった年齢による条件で更に騒ぎ立てる傾向があります。

ところで彼らの大部分に共通する点があります。それは、幼少期からしっかりとした教育を受け、才能を伸ばすための環境を周囲から与えられていること。

成功したのは、本人の努力のお陰云々とアナログ的なことを言い出す人もいますが、そもそも成功者は努力した人たちの中から、運と実力により選ばれますので、そんなの当たり前です。
問題は、そうした努力を出来るような生活環境を用意できるのか、努力の方向性を正しく導いてくれる人達を周囲に準備できるかによるところが大きい。

ところで努力すらできない人達はここでは話題にしていません。
その人たちは私のように延々と凡人で終わり、どちらにしろ日の当たる場所にまでいけませんから。

貧困、毒親、付き合う周囲の人間のレベルなど外部環境により望んでも努力や学ぶことすら出来ない、或いは周囲に足を引っ張られてやる気をそがれ、諦めていく人たちは世の中に腐るほどいます。そんな人たちを周囲でたくさん見てきました。また知識やリテラシー不足により、自分の置かれた環境や実力を正確に認識できない人達もいますね・・昔の私のように。

あなたの実力だけじゃない、それ以上に環境と親に感謝しろ

有名大卒や特殊技能を持つ人たちを持ち上げ、おだてる社会の風潮も滑稽で鬱陶しいですが、そうした経歴が就職や周囲の評価、その後の生き方などに大きな影響を与えているのも事実です。もっとも、これからの時代はどうだか知りませんけど。

そして本人がソレらを鼻にかけている場合であっても、実際のところ彼らの運と実力の賜物ですし、自信とするのは間違っていません。

ただ努力はしたのかもしれませんが、全て自分の力だと勘違いしてイキっているなら改めたほうがいいでしょうね。人によりますが、まずはいかに恵まれた環境の中で生きてきたかを自覚すべき。
まあそうした環境を用意してくれた親に感謝しろと言ったところでしょうか。

苦労のし過ぎはしない方が良い

若いときの苦労は買ってでもせよ、とは言われますが、苦労のし過ぎはよくありません。
これは私の経験からですが、人として何かが欠落します。

でくの坊として -自己紹介的な何か②
「雨ニモ負ケズ」という詩があります。有名な宮沢賢治の詩ですが、私が今でも全文を暗唱できる好きな詩の一つだったりします。学生時代の苦しい時期に読んだのでよく覚えています。 学生時代の挫折 大学生活ではい...

底辺にいると底辺同士の人付き合いも望むと望まないとに関わらず生きるために必要となり、世の中において知らなくても良いことすら強制的に知らされていくのです。

昔、アルバイト先で「どんなに辛いことがあっても、ひねくれないように」と助言された記憶がありますが、まあ40代になって今の自分を顧みると、、見事にひねくれましたね(笑)

何でこんな卑屈なことを突然思ったかというと、何か急にGoogleニュースに若い子たちの偉業とかいった記事が出てきて目に留まったんですよ。そして、きっと恵まれた環境の中で恵まれた技能と学歴を身に付けた一部の若者達と、貧困に満ちた惨めだった自分の過去を重ねてしまい、嫉妬に近い何かが私の中で生まれたのかもしれません。あと良いネタになるかと(笑)

一部の超優秀な人たち

ちなみに本当に不遇な環境の中で、苦労して成功を掴み取った優秀な人たちも世間には数多くいることも知っています。
偏見に満ちたステレオタイプは私が一番苦手とする文化。自身の見解に基づく思い込みに満ちた意見をここまで書いておいてなんですが、反骨心に溢れ逆境に負けない強い意志を持ち、未来を切り開くため行動に移し結果を残してきた人たちは素晴らしいとも思います。
私もそんな人になりたかった(笑)

今の環境に感謝しましょう

社会構造が激変している昨今、未来の見えない不安定な環境に身をおき、悩む若い子たちもたくさんいることでしょう。そして周囲に流されない強い意志を持つことは、同調圧力の強い日本社会では並大抵のことではありません。

私が若いときは情報取得はTVなどのメディアを利用するしかなく、その度に気持ち悪いほどの価値観の押し付けに心底ウンザリしていました。インターネットが普及してくれた昨今には本当に感謝です。

終始話がズレましたが、言いたいことは日本という世界でも有数の恵まれた環境に生まれたことを感謝したいということでした(笑)